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韓国ドラマ「花郎」と鍼灸


こんにちは。ひだまり堂の中島です。


今年の診療も残すところあと4日となりました。

今年は本当にコロナウイルス一色な一年で大変な年でしたね。でもきっと来年は今年よりも良い年になる!と願って、残りの診療も気合を入れてのぞんでいきたいと思います!


突然ですが、最近はまっている韓国ドラマがあります。気になっている子が出演していたので見始めたのですが、見事にはまってしまいました。ストーリーもさることながら、そのドラマには古き良き鍼灸が沢山登場するので、それも一つの楽しみとなっております。少しばかりご紹介を。


その作品は【花郎(ファラン)】という作品です。

朝鮮半島が高句麗、百済、新羅の三国が鼎立していた紀元前1世紀から紀元後7世紀の三国時代。新羅国で10世紀まで続いた、国王を守る為に結成された「花郎(ファラン)」という青年団をモデルとした友情あり、恋愛ありのフィクションなのですが、まあイケメンぞろいで彼らの成長を見守るだけでも幸せな作品です。


その時代はもちろん西洋医学など入ってきておりませんので、医学といえば「漢方」と「鍼灸」がメインとなっております。戦いなどでケガをすると必ず鍼灸が出てくるのですが、ケガ以外ででてくる鍼灸の描写がなかなかおもしろく、


「即死へいたるツボだ!」


「男性じゃなくなるツボを押すわよ・・・」


など、なかなか物騒な使い方もされています。(笑)

三国時代のこの時代に発達した中国医学系の医術・薬学は今でいう「韓医学」のこと。その中の鍼灸学は動物性生薬を使用するなど、中国・日本とも異なる伝統的なオリジナリティーがあるとか。確かに「花郎」に出てくる鍼灸治療をみると、鍼とお灸に加えて謎の生薬らしきものを体に塗布しています。脈診も丁寧に描かれており、脈をみただけで


「最近長時間座っていられないのでは?」


「めまいが頻繁にあるであろう。」


など症状を的中させています。しかも脈を服の上から診ているんですよね!かなりの凄腕です。刀で刺された傷にも鍼灸が使われており、自然治癒力を引き出そうとしているんだなぁ・・・とおもったり。この時代の鍼は今の様に刺すと気の痛みを軽減できるようにという考えはないので、鍼をされる時は結構みんな痛そうにしています。お灸も大きくて熱そうです・・・(汗


イケメンにも会えて、古の韓医学鍼灸にもふれられる「花郎(ファラン)」。

鍼灸経験のある方は見てて楽しめる作品です。

興味がありましたら見てみてください♪





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