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お腹の話①




こんにちは。ひだまり堂の中島です。


オリンピックも始まりましたね。コロナで心がすさみがちな時にアスリートの頑張りを見ると、心が満たされますね。個人的には平野歩夢選手の金メダルが最高にかっこよくて感動しました。羽生選手といい、アスリートの精神力の強さはとてもまねできませんね。



さて、ひだまり堂へ治療へご来院いただいた事がある方はお分かりかと思いますが、ひだまり堂の治療は鍼や灸をする前にまず「お腹」と「脈」をよく見ます。ちなみに中島はお腹、砂生先生は脈を特に重視してみます。これは患者さんの体の状態が今どんな感じかなーと探りを入れるために行う診断法で、それぞれ「腹診(ふくしん)」「脈診(みゃくしん)」と言われます。


脈診は砂生先生の方が得意なのでおまかせするとして・・・笑

今日は少し腹診のお話を。


腹診は日本独自で発達した漢方独自の診察方法と言われており、体の調子が良く反映される部位と言われています。中島の治療方法は「積聚(しゃくじゅ)治療」というものが基になっており、お腹の反応「痛み」「硬さ」「拍動」の3つの反応を注意しながらお腹を探らせていただいております。この3つの反応がない場合は「くすぐったさ」や「かゆみ」「冷たさ」「皮膚の状態」なんかも診ながら、その反応がお腹のどこにあるか、それに基づいてお腹からわかる体の状態(腹証)を判断して、治療を組み立てていきます。


よくお腹を触らせていただくとくすぐったがる方がいらっしゃるのですが、ただくすぐったがりなだけではなく、お腹の一つの反応であることも多いです。その為体調が良くなってくるとくすぐったくなくなる方もいます。


漢方的な腹診では色々な腹証があります。少し例をだすと・・・

「胸脇苦満(きょうきょうくまん)」

肋骨弓に沿って痛みや抵抗感がある。

→ストレスや自律神経の乱れ。


「胃内停水」

みぞおち部分をたたくとぽちゃぽちゃと水の音がする。

→水の流れが滞っている。むくみ。


「少腹不仁(しょうふくふじん)」

おへその下あたりがへにょっと力がない感じ。

→腎虚。


などなど・・・様々な状態があります。

治療する時にどのツボを使おうかなー。どんなツボが必要かな~。と考えるときに、腹診や脈診はたくさんのヒントをくれます。皆さんも毎日お腹を触ってみると、体調によって硬さや痛み方に違いがあることがわかると思いますよ♪是非やってみてくださいね。


明日は木曜日で休診日となります。

ご予約はHPよりお待ちしております。


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