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辛い物が大好きです・・・が。


こんにちは。ひだまり堂の中島です。


10月になり、緊急事態宣言も解除されました。

ひだまり堂のあるときわ台南口も、夜のにぎやかさが少しずつ戻ってきたように思います。やはりにぎやかな方が南口らしくてほっとします。また感染が再拡大しないように、感染対策は徹底しながら徐々に日常へ戻っていけるといいですね!


さて、私は先日どうしても辛い物が食べたくなり、辛めのキムチ鍋を食しました。もともと辛い物は大好きなのですが、その時は本当に何が何でも食べたくて、キムチ鍋に刻んだ鷹の爪なんかも入れちゃったりして、ちょっと夫に引かれるくらい夢中で食べていました。そして満腹になって食休みしてる時に


「あ、もしかして肺が弱ってる??」


と鍼灸師らしく我に返りました。

古代中国で生まれた五行説の秋は肺の季節。そして「五味」は「辛」。


「五味」とは、

肝・・・「酸(酸っぱい物)」

心・・・「苦(苦い物)」

肺・・・「辛(辛い物)」

脾・・・「甘(甘い物)」

腎・・・「鹹(しおからいもの)」


と分類され、その臓府が変調したときに好む味とされています。

つまり肺に変調が起きると辛い食べ物を食べたくなるということ。辛い物といえど、唐辛子のような刺激物だけじゃなく、ネギやニンニク、ショウガの辛さもここに入ります。

私はこの五味を日頃からちょいちょい参考にしていて、甘いものが食べたくなる時は「脾が弱ってる?」酸っぱい物が欲しくなると「肝が弱ってる?」とすぐ考え、時にはそれを理由にしてついつい自分の欲求に甘くなってしまう時もあります(笑)


辛味には「燥湿発散」「行気」という作用があるといわれ、気の巡りを活発にし、発汗作用があります。肺の働きである呼吸や全身の水分調節も円滑にしてくれるので、この時期は程よく摂取できると良いですね♪


ただしこれらはたくさん食べれば食べるほど良いというわけではなく、過食しすぎると悪い影響が出てしまいます。辛味を取りすぎると興奮しやすくなって眠りが浅くなったり、冷えを強めることもありますので、食べる量はほどほどに。


五行説はありとあらゆるものを5つの属性に分け、五臓と当てはめているので、治療をするときに参考になるとても面白い考え方です。例えば変調した時の体臭や口臭を示した「五香」。変調したときに変化が現れる「五液」(涙や汗、唾液など)。そういった小さな体の変調も、私たちにとっては患者さんを治療するヒントになってきます。そのヒントを集めて悪い五臓を突き止めていくのも東洋医学の面白いところです。

興味のある方は「五行色体表」と調べてみると、表になって色々出てくると思いますので覗いてみてくださいね。






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