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女性と月経の不思議


こんにちは~ひだまり堂の中島です。


今日は冬のはじまりを告げるかのような寒空でしたね。砂生先生が待ち遠しそうにしているので、そろそろガスストーブを設置するかな。などと思う今日この頃です。


今日は久しぶりに姉が治療へやってきました。2人の幼い子供がいるので、普段自分の体はそっちのけな姉。鍼とお灸と吸玉とストレッチというフルコース治療をして、顔色がだいぶ良くなっていたので一安心。家族に治療をしている時は、鍼灸師でよかったなぁ~と強く思う瞬間でもあります。


さてさて本題に。

今日は女性にはおなじみの生理について少しお話します。

ひだまり堂にいらっしゃる患者さんが訴える症状でトップ3に入る生理に関する症状。生理痛や周期の乱れ、PMSなど生理に関する症状は実に様々な不調を耳にします。身体から常に血が出てくるという、言葉にすると何ともおぞましい生理ですが、女性にとってはとても大事な体のイベントです。個人差はあれど毎月1回は来るこのイベントですが、実はまだまだ謎が多く、今だに解明されていない点も多いとか。女性の身体の神秘ですね・・・


そもそも生理の時に出ている血って何か皆さんはご存知ですか?あれは簡単に言えば分厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちてでてきているのですが、もっと細かく見ていくとその成分は「子宮内膜の細胞」「免疫細胞」「膣内の分泌物」「血液」そして「約385種類もの特殊なたんぱく質」が含まれているのだそう。このたんぱく質が面白くて、子宮内膜や体内の血液の中にはどこにも見当たらない大変ユニークなもので、この正体が解明されていけば、様々な婦人科の病気や不妊治療に役だっていくのではないかと、期待されている様です。まさかこんな色々なものが詰まっているとは驚きです!


生理前後や生理中はホルモンバランスの変化が激しいので周期によって様々な症状が現れますね。お腹の痛みや腰痛、冷え、むくみ、肌荒れ。便秘や下痢、胃痛などなど・・・人によって様々で挙げたらきりがありません。「なんでこんな症状が?」という事も多いですよね。私自身はいつも生理前は便秘なのに生理になるとえらいお通じが良くなる事を不思議だなーと思っていました。


・生理中ってなんかお通じがよくなりませんか?

私自身もそうなんですが、生理が始まったとたんものすごくお通じが良くなったり、むしろ下痢してしまうなんてことありませんか?これはプロスタグランジンというホルモンが関係しています。プロスタグランジンは生理が始まると分泌されるホルモンで、子宮を収縮させる働きがあります。この時子宮を収縮させると同時に腸も収縮されるのでお通じが良くなるといわれているのですね。


・逆に生理前は便秘になりませんか?

排卵日~生理前は妊娠に必要なホルモン「プロゲステロン」の量が増えます。このホルモンは「黄体ホルモン」とも言われ受精卵を着床させやすくし、妊娠できる状態を維持する働きがあります。このホルモンは胎児の為に栄養など様々なものを体内に溜め込みやすくし、腸の動きを鈍らせる傾向にあります。なので便秘や肌荒れなんかも起こしやすいのですね。さらに自律神経の交感神経を優位にさせる作用もあるので、生理前になるとイライラしたり落ち込みやすくなるのはこのホルモンの仕業なんですね・・・。とっても大事なホルモンだけれど、なんとやっかいなホルモンなのでしょうか。


生理が近づくと、こんなにもカラダに変化が訪れ、イライラして人に当たってしまったり、落ち込んで涙を流してしまったりと自分が嫌になってしまう・・・なんて声をよく聞きます。でもそれはホルモンバランスが変化しているせいなので、自分を責めずに「もうどうしょうもない時期なのだからおとなしくしていよう」くらいの心持ちでいていただけるとよろしいかと思います。女性の身体は本当にひと月の間で様々な変化が起きているので、そのすべてに対応していくなんてできなくて当たり前です。心持ち一つでも意外と心が軽くなりますよ♪

婦人科系は鍼灸治療の得意分野でもありますので、生理に関する苦痛がある方は是非一度鍼灸治療も体験してみてくださいね♪お待ちしております!


明日は木曜日のため休診日となります。明日以降のご予約はHPからお願い致します♪





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