top of page

みんなでLets養生ー!!


こんにちは!ひだまり堂の中島です。


10月が始まりました。あんなに暑かった夏が嘘のような秋晴れ。大変過ごしやすい日々が続いておりますが、皆さまどうお過ごしですか?中島は大好きな季節なので、毎日とてもハッピーな気持ちで過ごしております。しかしながらこの季節、過ごしやすいからと調子に乗って外で遊びすぎたり、秋服をいっぱい着ようと薄着で出かけると、朝昼晩の気温差が激しいので一気に身体を病みます。まだまだ台風がきたり秋雨前線があったりと大気も不安定ですので、あまり調子に乗りすぎずに秋を満喫したいものです。

中島はあまり冷え性ではありませんが、意外にも秋の冷え対策には敏感です。一枚羽織れるものを必ず持ち歩きますし、靴下も早々に冬物へチェンジ。食べるものも鍋物や根菜などに早めにシフトチェンジします。と言いますのも、この時期からする身体への温活投資は、本格的に寒くなる冬への貯金だと思っていて、快適に冬を過ごす為にもこの時期から足元首元手元は特に、寒さにあてないようにしております。いくら冷え性でなくとも、気をつけていないと冷えはすぐに身体へ侵入してきます。「私は大丈夫だから」ではなく、女性なら誰しも冷えは大敵!!冷え対策は早めに実践していきましょう♪


さてさて、先日注文したいつも使っているお灸「せんねん灸」が届きました。箱の中には注文したお灸と共にいつも紙の冊子が入っており、お灸の最新情報やら鍼灸の情報が書かれていて、いつも楽しみにしているのですが、今回の冊子になんと私たちの出身大学の恩師である、伊藤和憲先生が取り上げられておりました!なんとも懐かしい気持ちと、「養生」についてなるほどなぁ~と思えることが書いてあったので少しお話しさせていただきます。


ー養生とは?

このブログでも時々登場する言葉「養生」。そういえばこの言葉について触れた事はあまりありませんでした。「養生」とは、「命を正しくまっとうする。」病気になる事なく、最後まで元気に生きることと言われてきました。養生には、自分自身のカラダをケアする為の手立てである「セルフケア」と症状や病気が起こらないようにする、症状や病気から回復する為の手立てである「セルフマネジメント」の二つから成り立っています。

養生を行うには、自分で健康を管理する能力、自分のカラダを知り活用するセルフコンディショニング力が必要です。以前の日本では「民間療法」と言われるものが盛んにあり、ちょっとした風邪やケガならお医者さんかからず、昔から伝わる家でできる治療法で治してきました。(火傷にアロエとか、風邪の時に首にネギを巻く。など・・・笑)しかし現代をみるとどうでしょうか。病院はそこらじゅうに溢れ、調子がわるいとすぐ病院へ行ける環境のせいか、いつしか自分の健康管理も医者まかせ、薬まかせとなっています。コロナウイルスの流行で、改めて自己免疫力の大切さを実感する今こそ、健康を維持する為には自分の健康管理を自分で行う健康の自立が問われているのではにないでしょうか。自分で自分の健康を管理する能力、養生こそ健康の自立への道といえるのではないでしょうか。

今コロナウイルスとの共存がささやかれていますが、その為には自分の免疫力を高め、強くなる事。もう一つは自分の感性を高め自分自身の体調の変化にも気をくばり、常に体調を意識した生活を目指すことも大切です。


ー養生と鍼灸治療

東洋医学は、健康となるチカラを引き出し高める医学。そのための鍼でありお灸です。ただ、いくら定期的に鍼灸治療を受けにきて頂いても、その治療と治療の間の生活習慣が乱れているとどうでしょうか。鍼灸治療というのは自然治癒力を高めて症状を改善する治療ですが、その高めるべきベースとなる自然治癒力が低いと上げて下がっての繰り返しで、いつまでも健康とは程遠くなってしまいます。鍼やお灸は健康になるチカラを引きだすためにも、健康なカラダの基本である養生を意識した生活をすることが大切です。


ーPainは痛い、一緒にいたい

最後にこんな言葉が書かれていました。

《英語でpainは「痛い」ですが、同時に「いたい」「そばにいて欲しい」という意味があると私は考えています。患者さんに鍼灸治療をして筋肉の痛みを取り除くだけでなく、その筋肉の持ち主である患者さんにどうよりそっていくか、どうすれば寄り添えるか、痛みがとれればそれで終わりではなく、治療した以上はずっと先まで見守ることを考えるのが東洋医学だと思うのです。》(本文ママ)

・・・なんてすてきな言葉でしょうか!鍼灸師として大切なことを改めていただいた気がします。患者さんの中にはお医者さんに言いにくい事をまず私たち鍼灸師に相談される方もいます。それだけ鍼灸師は患者さんにより近く、そばにより添いやすい存在なのかもしれません。


今回は養生の大切さについて、伊藤和憲先生のお言葉をかりながらお話しさせていただきました。「健康とは何か?」が問われる昨今。皆さんもいつもよりすこし自分のカラダに意識を傾けて、自分のカラダを自分で管理する能力を高めてみてはいかがでしょうか?そうそう、冒頭に書いた中島の早めの冷え対策も養生の一つですよ♪こんな簡単なことでも良いのです。是非、お試しあれ♪


(参考文献:お灸 温故知新vol.8 伊藤和憲先生「養生とは」)




特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page