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​なぜ鍼灸がいいの?鍼灸がもたらす効果つのポイント。

鍼灸治療はどんな効果があるのか。なぜ鍼灸がいいのか。
​当院の不妊治療における5つのポイントを詳しくご紹介します。
point①

身体の冷えを取り除き、妊娠しやすい体質へ

 不妊に悩む患者さまの身体を診させていただくと、身体の冷えが強い方が多くみられます。身体の冷えや低体温ですと、血液のめぐりが悪くなってしまい血液の中に含まれる大切な栄養素や酸素、そしてホルモンがうまくめぐらなくなり、生殖機能が低下してしまいます。また、子宮や卵巣を冷やしてしまうことで子宮筋腫や黄体機能不全といった不妊の原因となりうる疾患を引き起こすことも。
 不妊に悩むご夫婦の中で、これといって原因のわからないご夫婦は全体の30%と言われていますが、その30%の方々は意外と身体の冷えを改善するだけで妊娠へと近づけることもございます。冷え性を改善しベースとなる血液のめぐりが良い身体をつくり、身体本来の機能を活性化させることは妊活の第一歩としてとても大切です。鍼灸は血液を全身にめぐらすことを得意としており、身体の冷えを取り除くのに効果抜群です。
point②

​卵巣・子宮の機能を高め、質の良い卵子・受精卵を育てる

 自然妊娠でも体外受精でも、質の良い卵子・胚を育てることはとても重要なことです。
ここでいう質の良い卵とは、受精する能力がしっかり備わっているということ。質の良い胚とは受精後成長し、子宮内膜にしっかり着床して妊娠が成立すると胎児に成長していくということです。卵子の質が悪いと、受精能力が乏しく、精子と出会っても受精しなかったり、受精した胚が未成熟の状態で成長が止まってしまったり、妊娠が成立しても胎児の成長が途中で止まってしまうということが起こりえます。当院の鍼灸治療では、身体全体のバランスを整える治療に加え、骨盤周囲のツボとお腹のツボに鍼やお灸をしていくことで、卵巣・子宮の血液循環を向上させ、質の良い卵・受精卵を育てます。なかなか薬や医療ではアプローチしにくい卵と胚の質の向上に、鍼とお灸を使って東洋医学と西洋医学の見解を加えながらアプローチしていきます。
point③

​子宮への血流量を高め、子宮内膜を厚くする

 受精卵が子宮にやってきて着床する場所である子宮内膜は、妊娠を維持するのにとても重要です。子宮にやってくる受精卵の為に子宮内膜は厚くなりふかふかのお布団のようにして待ち構えています。妊娠するためにはこの子宮内膜が8㎜以上あることが好ましいといわれており、薄いと受精卵が着床しなかったり、着床してもその後妊娠が継続しなかったりと妊娠率に影響がでてくるといわれています。子宮内膜が薄くなる原因としては主に「黄体機能不全」により内膜を厚くする働きをもつ黄体ホルモンの分泌が少ない事、子宮内膜の血流が低下している事、排卵誘発剤を服用していることによる副作用などがあげられます。
 鍼灸治療は、ホルモンバランスを安定させ、身体全体の血流および骨盤内・子宮内膜の血流を改善しすることで子宮内膜を厚くしていき、受精卵をふかふかなお布団で迎えられるようにしていきます。良質な卵・胚が排卵・採卵されても、着床する子宮内膜が薄くて妊娠が成立しないなどということにならないよう、しっかりと受精卵を迎えいれる準備をしましょう。
point④

​生理周期を整え、ホルモンバランスを安定させる

これまでお話しした卵の成長や子宮内膜など、妊娠のプロセスはホルモンの分泌に支えられています。ホルモンは目には見えませんが、卵子に「育ちなさい」「排卵しなさい」と伝えるなど、妊娠に大事な指令を出す役割があります。ホルモンはいつも同じように出ているわけではありません。生殖年齢の女性の身体では、ホルモンの分泌量が常に上下しており、28日前後のサイクルを織りなしています。これが「生理周期」です。周期の日数は人によってまちまちですが、医学的な正常範囲は25~38日以内とされています。
 生理周期はもっとも安静にしている時の体温(基礎体温)も変化させます。排卵前の低温期と排卵後の高温期がきれいに二相になるのが理想的な基礎体温の変化といわれていますが、生理周期が安定せず、基礎体温の変化もガタガタ・・・という方は、ホルモンのバランスが安定していない可能性が高いです。
 鍼灸治療では、生理周期を安定させ、ホルモン分泌に深く関わる自律神経にも働きかけながら、ホルモンバランスを整えるよう治療していきます。生理周期と基礎体温を整えることは、あなた自身の身体を知ること、そして不妊治療を進めていくことにおいても大切な事の一つです。できる限り鍼灸治療で本来あるべき身体のペースへ整えていきましょう。
point⑤

​ストレスを解消し、心身ともにリラックス

​ 不妊治療のクリニックへ通院することは、肉体的にも精神的にもなかなか大変です。通院も頻繁ですし、注射や検査で痛い・恥ずかしい思いをすることも多くあります。こういった不妊治療に対するストレスも身体の負担となり、妊娠への妨げになってしまうことも。しかし不妊治療本来のストレスとは、不妊治療を始めてる方もそうでない方も共通して、「自分が不妊であるということ」や「不妊かもしれないこと」「いつになったら子供を授かるのか」などと考えることそのものこそがストレスの本質ではないでしょうか。ストレスを抱えていることは、先に述べました4つのポイントにもあまり良い影響を与えません。当院では、不妊症の治療をしっかり行っていくことに加えて、日常的に感じるストレスやもやもやしたお気持ちを忘れて、リラックスしていただける気持ちの良い治療をしていくように心がけております。鍼とお灸はリラックスする時に働く副交感神経を優位にしてくれるので、心から安らげる気持ちになっていただけることと思います。「身体に良いことをしている」「身体が変わってきてる」ということを感じていただきながら、ひだまり堂での治療があなたの癒しの場になっていただけると嬉しく思います。
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