春の養生。春、それは肝の季節。

こんにちは。ひだまり堂の中島です。
今日は春らしい陽気で、気温も20度近く上がった様ですね。
コロナウイルスの影響で世間はまだまだ騒がしい日々が続いてますが、季節は変わらず巡ってくるものです。春は桜の開花や新しい事が始まる素敵な季節ですので、心も身体も健やかに過ごしたいものです。
さて、今日はそんな「春の養生」について少しお話し。
春は「三寒四温」という不安定な気候で、自律神経のバランスが乱れやすい季節です。
また、立春から立夏に至るまでは春三月といい、この春三月のことを「発陣(はっちん)」といいます。これは冬の間に溜まっていたものを身体の外に出し新しいものを出すということ。つまり冬の間に溜めたエネルギーをバーッと発散させる季節ということで、活動的になる季節ですね。
◎春は「肝」の季節
東洋医学では春は五臓六腑のなかで「肝」の季節と言われています。
「肝」は全身をめぐる血液の調節や新陳代謝、気の流れのコントロール、精神や感情のバランスを整える作用があります。また目とも深い関わりがあるところです。
◎「肝」がダメージを受けると・・・
「肝」がダメージを受けると目の充血・眼精疲労・こむら返りといった目や筋肉に関するカラダの症状が。
また、不安感・イライラ・やる気の低下・情緒不安定といった心の症状も出やすくなります。
さらにダメージが極まってくると、便秘や手足の冷え、喉の渇き、不眠や鬱といった症状までも現れるので注意が必要です。
◎この時期におすすめの習慣
「春眠暁を覚えず」ということわざがあるように、春は朝早く起きるのがきつくなる季節です。というのも、寝ている時は副交感神経が優位に働き、起きると交感神経が優位に働くという自律神経の切り替えがうまくいかない季節ということが理由の一つ。一日のスタートである朝を気持ちよく過ごす為にし頑張って早起きをして朝の時間に余裕を持つようにしましょう。外を少し散歩したりヨガをするのも良いかもしれません。そうすることで自律神経の切り替えスイッチがしっかり切りかわりますよ。
◎この時期おすすめのツボ
上で述べたように、この時期はストレスなど心のダメージを受けやすいので、気持ちがリラックスできるツボを使って心身ともにリラックスさせるようにしましょう♪
・合谷(ごうこく)
手の親指と人差し指の骨が交わるところのやや人差し指より。
目の症状にも効果的です。

・神門(しんもん)
手首の曲がりシワの小指側。骨があたるところ。

・太衝(たいしょう)
足の第1・第2指の指の間。くぼんでるところ。

このお灸や優しく押したりさすったりするのがおすすめ♪
ぜひイライラした時や、落ち込んだ時に活用してみてくださいね。
◎おわりに
この季節に「肝」にダメージを受けると、気のめぐりがうまくいかなくなり、気が滞ってしまいます。さらに気が上がっていくと頭に血が上った状態になり、内分泌系も乱れ、次の季節である夏に冷え性になりやすいとも言われています。季節にあった養生をすることで、次の季節も健やかに迎えることができるので、夏が苦手な方は特に、この春をしっかり養生してみてはいかがでしょうか?
もっと詳しく身体をみてほしい方はぜひひだまり堂までいらっしゃってくださいね。
明日は木曜日で休診日となっております。
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