インフルエンザにご用心!
こんばんは。ひだまり堂の中島です。
のんびり過ごしたお正月が嘘の様に、慌ただしい日々を過ごしております。
本年も変化を加えつつ、これまで同様「治療に本気!」に取り組んでまいります。
どうぞ宜しくお願い致します。
さて、皆様体調はいかがでしょうか?前回のブログで砂生先生が書いていたように、インフルエンザが警戒レベルで大流行しているようです。毎年のことながら目に見えないウイルス感染の怖さを実感してしまいます。皆様インフルエンザ対策は万全でしょうか?ひだまり堂の患者様からも、「感染しちゃいました・・・」という報告がちょこちょこ出始めております。自身はあまりインフルエンザの感染経験はないものの、
「今年はけっこうやばいかも・・・」
と危険を感じ、インフルエンザ関連の書物を漁ったところ、意外と知らないことが多く「へー!!」というような事実がいくつかございましたので、ここで少しご紹介させていただきます。
そもそもインフルエンザはどのよな経路で感染するのか??
①飛沫感染・・・感染した人の咳やくしゃみにより飛び散った飛沫に含まれるウイルス
が体内に侵入することで感染。
②接触感染・・・感染した人が触った直後に同じ場所に触り、それが目や口から感染。
主にこの2つの経路で感染します。
感染を防ぐ為に、予防接種を受けることやマスクをつける、手洗いうがいや人混みに行かないなど、このあたりは基本ですね。しかしこの基本事項もあなどれないポイントがいくつかございます。
・予防接種
予防接種は受けておけば必ず安心というわけではなく、ウイルスが体内に侵入することを防ぐことはできません。気道に侵入してからは粘膜免疫が頑張って防御しますが、ここを突破されると身体に侵入されてしまいます。つまり「感染」はしてしまうのですね。ここまでは予防接種を受けていても受けていなくても同じ過程を辿ることになりますが、ワクチンの効果はここからが本番です。「感染」を確認するとすぐさま免疫スイッチが入り、ウイルスをやっつけ「発症」を抑えてくれるのです。
ただし、免疫の働きが不十分で免疫力が低下していると、症状が発症してしまいますが、予防接種を受けているとその症状も軽く済むということです。予防接種は受けておくにこしたことはありませんね。
・マスク
マスクをつけることもとても大切ですが、インフルエンザウイルスはマスクをすり抜けてしまう大きさらしいです。しかし、咳やくしゃみをまわりに飛び散らかせない、まわりから飛び散ったものをもらわない点ではとても効果的。
マスクの外側にはたくさんのウイルス・細菌が付着しているので、外す時は必ず耳にかけた紐から外すようにしましょう。マスクは外出の度に取り替える方が好ましいそうです。ついついもったいないからと使いまわしてしまいがちですよね・・・
・うがい手洗い
外から帰ったらうがい手洗いは必ず行いましょう。口腔内には気道に入る前のウイルス・細菌がたくさん潜んでいます。ガラガラうがいの前に口腔内をゆすぐ様にするとさらに効果的とのことです。
・顔を触らない
ウイルスは目や口、鼻から体内に侵入していきます。手は様々な物に触れるので、ウイルス・細菌がたくさん存在しています。その手で顔を触ると簡単にウイルスが体内に侵入してしまうので、顔はできるだけ触らないようにしましょう。私もそうですが、結構顔を触るくせがある方が多いので気を付けましょう。
・日常で気を付けること
インフルエンザウイルスの特徴の一つとして、ガラスやプラスチック、金属といった表面がツルツルした面では付着後24時間~48時間生存するのですが、紙や繊維など凸凹した面では約8時間しか生存しないそうです。そのため電車のつり革や手すり、スマートフォンの画面やドアノブなどのツルツルした面の場所ほどウイルスがたくさんいることになります!なるべく触らないように、スマートフォンやドアノブは消毒するなど、清潔にすることを心がけましょう。
・インフルエンザと鍼灸
過去の患者さんで、「インフルエンザになってしまったのではり治療をしたいのですが・・・」とご連絡をいただいたことがございます。インフルエンザ発症後は5日間は外出を控える様にと言われております。まず5日間は必ず病院からのお薬と自宅療養をお願いいたします。5日経過後でしたら体調を整えるために鍼灸を行うことは効果的です。鍼灸治療は免疫力を上げる効果もございますので、日常的に鍼灸治療を受け、免疫力を高めておくことがインフルエンザやその他風邪の予防につながります。毎年インフルエンザにかかってしまう・・・という方は免疫力向上に鍼灸を取り入れてみてはいかがでしょうか?
私的にはインフルエンザについて、知らない事が多かったのですが、皆さんはいががでしょうか?予防接種とちょっとした事を気を付けるだけで予防することができます。
インフルエンザは人への感染力も高いですから、エチケットマナーとして最低限のことは気を付けたいですね。熱がある場合は早めに医療機関で検査を受けるようにしましょう。