頭にある万能なツボ。
こんにちは。ひだまり堂の中島です。
気候も少しずつ変化してきて、夏の終わりを感じる頃となりました。
個人的に今年の夏は結構暑く感じたのですが皆さんはいかがでしょうか?
何やら年々、暑さの感じ方が変わってきたように思います。今年は例年以上に汗をよくかき、その割には夜冷えやすかったりと「あー歳かなぁ・・・」なんて思ってしまいます。
さてさて、今日は一つツボのご紹介を。
「百会(ひゃくえ)」
【ツボの取り方】
耳の上端を結んだ線と顔の正中線の交点。
頭のてっぺんの少しくぼんだところ。
ご存じの方も多いかと思いますが、頭のてっぺんにあるツボです。
「百会」というツボの名前の由来は「百(多数)の経絡が会する(集まる)場所」であるからとされています。
百会は督脈というツボの流れに属しますが、督脈の他にも「手の少陽三焦経」「足の少陽胆経」「足の太陽膀胱経」「足の厥陰肝経」の5つのツボの流れとつながっています。非常に重要な「交会穴(複数の経絡が交わるツボ)」なのです。
つまり、百会を刺激するとこれら5つのツボの流れにまつわる内臓や筋肉、神経、リンパなどに広く効果が出てくるので、一ツボで5度おいしい。という感じなのですね。
そのため百会は、耳鳴り・めまい・頭痛・鼻づまり・抜け毛などの頭の症状から胃下垂や痔といった消化器の症状、高血圧などの循環器系、精神的な症状などなど、幅広い範囲で効果が期待できるツボとしてよく使われています。
子供のころ、「頭のてっぺんを押すと痔になる」という噂があり、友達に押されないように死守した想い出があるのですが、(みなさんはこの噂ありましたか?)実は痔になるのではなく、痔を治す。だったとは・・・!鍼灸師になって驚いたことの一つです。
百会に鍼をするとすぐに頭蓋骨があるので、鍼を深くまで入れるという場所ではありません。なのでみなさんの指で押してあげたり、つまようじみたいな細いもので刺激してあげるだけでも、十分効果が期待できるツボですので、「なんか頭がすっきりしない」「耳鳴りやめまいがする」「血圧が高い」などなど。上記したような症状がある時は痛すぎない程度に押してみてあげてくださいね☆
さて、本日はパラリンピックの開幕ですね。
コロナという不安材料はありますが、選手たちにまた感動させてもらえるな!と楽しみにしております。
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